メンバーの思いに近づくために

メンバーの思いに近づくために

生活支援

2月16、19日に、介護人研修会【オンライン含む】を開催しました。「メンバーの様々な行為の意図を考察すること。社会のルール等を伝えた上で、メンバーの希望に可能な限り応える」という狙いを持って、ケース検討等を行いました。介護人の皆様が、日々メンバーのことを考え、送迎や長時間外出に携わってくださっていることを確認することができました。
研修直後の生活支援で、さっそく研修の課題に関連する出来事がありました。2組4名で三宿の森緑地へ散歩に行った時のことです。一人のメンバーが公園内の複合遊具を指さし、私の手を握って滑り台まで走って向かいました。大勢の子どもが遊具で遊んでいたため、「順番だね」と伝え、一緒に滑り台の前で待っていました。するとそのメンバーはおもむろにベンチに座り、鞄の中から取り出したジュースを飲んで休憩し始めました。しばらくして、私は何度か遊具で遊ぶことを提案しましたが、結果的に公園内を散歩して帰宅しました。
「先にベンチで座って、待つべきだったのか」「公園内を散歩しつつ、タイミングを見て遊具で遊ぶことを提案した方が良かったのか」、なかなか答えに辿りつかないのですが、試行錯誤を繰り返して、メンバーの思いに近づくことができればと思っております。