生活支援施設長_Iさん


石田 健史(いしだ たけふみ)
生活支援わんぱく 管理者・サービス提供責任者
インタビュー日:2020年6月

仕事内容は?

成人の方の送迎や長時間の外出支援と、そのシフト管理を行っています。他には、請求事務なども担当しています。
業務の性質上、現場で働いてくださっているヘルパーさんや利用者の方々と連絡を取り合うことが多々あります。目標としていることは、「安全で且つ、楽しい外出」です。
その為に、集合時間や場所、行き先などを細かくお伝えすることは当然のことですが、「●●博物館ではクリスマスイベントが開催」、「△△さんは電車がお好きなので、できれば■■線をご活用ください」というように、イベント情報や利用者の方々の好みを可能な範囲でヘルパーさんにお伝えするようにしています。安全が第一ですが、その中でも一日を楽しく過ごして頂き、“またお出かけしたい”と、皆さんに思って頂ければと思います。

なぜわんぱくに入職を決めたの?

当法人の設立メンバーの一人である近藤すみ子さんにお会いし、わんぱくクラブ育成会への入職を決めました。
大学時代に個別塾講師のアルバイトをしていたのですが、その際に軽度の知的障がいを持った小学1年生の男の子を受け持ったことが、この業界に興味を持ったきっかけです。私は少し「吃音」の症状があるのですが、彼も同じで、自分にとって恥ずかしいと思っていたことを初めて共感し合った仲でした(少なくとも私はそう思っています)。その後、福祉の業界で求人を探し、たどり着いたのがわんぱくクラブ育成会です。紆余曲折あった人生の為、履歴書を見られることを恥ずかしいと思っていた私ですが、近藤さんは、紙に書かれたことではなく、私自身の今の言動を見てくださいました。今でも感謝しています。

仕事の面白いと思う部分と難しいと思う部分は?

面白い部分は、外出支援で色々な場所へ出かけることです。私は休日にプライベートで外出することが少なかったのですが、この仕事を始めて様々な博物館や動物園、公園を知ることができました。九州の田舎出身の私にとって、都会の綺麗に整備された数々の公園は衝撃でした。今では休日には必ず息子(もうすぐ2歳のかわいい一人息子)と公園に出掛けています。
難しいと感じていた部分は、利用者の方々とのコミュニケーションです。ときに私の対応のせいで不機嫌にさせてしまったり、私自身がそれを引きずってしまったりと、入社1年目は大変だと感じることが多かったです。が、ヘルパーさんや同僚に相談したり、ときに保護者の方と話をすることで、“また不機嫌にさせてしまうかなぁ”という考えから“次はこんな関わり方をしてみよう”と、考えられるようになりました。私の中で、「大変な仕事」から「共に成長していく仕事」に捉え方が変わりました。
話しながら気づきましたが、最も難しいと思うことは電話対応で「吃音」がでないようにすることかもしれません。

プライベートとの両立について教えてください!

フレックスタイム制度が非常に魅力的です。私の家庭は夫婦共働きなのですが、妻は月に数日、夜勤の業務があります。その日は、私が息子(もうすぐ2歳のかわいい一人息子)の保育園の迎えに行かねばなりません。私はフレックスタイム制度を利用し、迎えの日は早めに退社させてもらっています。勿論他の日には、その分働いておりますので、ご心配なく。他にも児童手当など、区役所で直接手続きが必要な際にも、勤務時間を調整しています。おかげで家庭は円満です!

【1日のスケジュール】

10:00~12:00 出勤・メールと電話対応・請求事務
12:00~12:45 昼食
12:45~15:00 利用者の送迎・週末の長時間外出支援の詳細決め及び連絡
15:00~17:45 外出支援後、そのまま直帰